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03.Construction
物件が決まったら内装をお願いする施工業者さんと綿密な打合せが必要です。
1.施工業者選定
施工業者さんが、不動産物件を内見をして、見積もりと図面を作ってくれます。高ければハッキリ断りましょう。私の場合、一社目が予定より500万円近く高い見積りだったので、断りました。2社目の業者さんはこちらの予定した額より少々オーバーしていたものの、この額の範囲内で何とかしましょうと言ってくれましたので、お願いすることにしました。時間が無駄になっても、予算にハマらなければ無理はできません。断るべきときはハッキリ断りましょう。

カフェ・トゥルノントゥ レイアウト図面(例)

2.内装を決めていくのはとても楽しい作業です。自分の好きなデザインを伝えられるようにするためにも、多くの物件や資料を見て、ああしてこうしてと指示できるようにしなければいけません。最近の床材は本物のウッドと見分けがつかないほど上質なものが多く、色や木目を選んでいくだけと言っても過言ではありません。ベンチ部分もビニールクロスの素材や色をしてするだけです。壁紙の素材も実に豊富です。店舗では準難燃性以上の素材を求められるということですが、業者さんが「この中から選んでください」と言ってくれますので、心配はいりません。


●現場でパースと素材見本を見ながらの打合せ風景
3.早くパースが欲しい
図面は1週間もかからずに出てきます。施工業者さんは席数が最大になるようデザインする傾向にあります。私は当初案からずいぶん席数を減らしましたが、これはオーナーさんの方針次第ですから、遠慮せず、描き直しを依頼しましょう。問題はある程度の図面ができたところから作成に入るパースです。このパースが手に入るといろいろなことが具体的にイメージできるようになります。図面の段階で、色味や素材の好みはある程度伝えておきましょう。

私の場合、腰板があると汚れにくいと言われますが、経費見合いで余裕があれば貼るということにしました。また、図面ではイメージし難かった通路幅の狭さも指摘し、レイアウトを調整して、通路幅を確保することにしました。同様にトイレの大きさも気になったので大きくしてもらうように変更しました。トイレがあまりにも狭いのは使い心地がよくないですからね。また、パースを見ると、いかに椅子が店舗内のイメージを左右するかということがわかります。

テーブルは天板と脚を買ってきて、アタッチメントでカチャッと止めるだけです。天板の素材を選ぶだけです。カウンターの立上げ部分も客席から見える場合は店舗内の雰囲気を大きく左右しますから、素材をじっくり検討して指定しましょう。

●以下はカフェ・トゥルノントゥの初期段階のパースです。













   


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